・不健康な男の健康診断の結果が良くなかったという話
・もう全て電子タバコに移行した男のもう全て電子タバコに移行したという話
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なりたい職業ナンバー・ワンに選ばれた職に就いた私の初仕事は、当然冬だった。
初仕事、と言ってもこれまでの下積み時代を含めば当然色々なことをしてきたが、それも全てはこの日のためであったのだ。寒空の下でも配達用ドローンは職場から東へ西へと向かっている。
2XXX年の春、物資の配達が全て機械に取って変わった。ドローンや自動運転車両の発達、配送ロボットの登場により、人間がモノを届けることをする必要が無くなった。
それにより、配達局の仕事はほとんど0と言っていいほど無くなると思われていた。しかし、信じ難いことに、人の手から物を受け取りたいという人が多くいたのだ。つまり、人が配達するということに価値が付いたのである。
しかしながら、人間が配達するとなると、ロボットと比較して圧倒的にコストがかかる。人間の配達はロボット配達を指定するより圧倒的にお金がかかるので、普段人間の配達員を利用するのは富裕層ばかりであった。そんな中でも、特別な日に人間の配達員を利用する人は少なからずおり、感謝の気持ちや催し事、人生の節目などの代名詞となった配達員たちは、皆の憧れとなっていった。
本社に入り、いつも通り勤怠システムのタブレットにカードをかざすと、「12課:三田裕也」と表示される。同時に画面に表示された時間で、着替える時間は5分程度あるなと考える。更衣室に向かい、ドアノブにも同じカードをかざし、扉を押し開ける。既に更衣室にいた同僚の少しだけピリついた空気感を所作で感じながら軽く挨拶をする。自身のロッカーの中にある配送局の企業カラーでもある赤いものに手を伸ばし、その衣類をクリーニングしたてのビニールから取り出して、何となく匂いを嗅いだ後に袖を通す。鏡見ながらボタンを止めて、裾をしばらく見たあと、メガネを軽く上げる。髭を触りながら鏡越しに同僚をみると、ロッカーを強く閉める音が響いた。もうじき朝礼の時間だ。
赤い服の集団。朝礼では、今日配送するものの確認や、配送に使用する乗り物のメンテナンス状況などを話し合う。特に、富裕層がメインターゲットな事もあり、細かい所作や気遣いが求められる仕事だ。人間とロボットの最も違う部分はここにあるとも言える。今日に限っては、1年でいちばん忙しい時期であることを誰もが知っているので、とくに特別な共有はなく、朝礼が終了しそうな雰囲気である。12課のメンバーが落ち着いているという印象を受けのはその忙しさを知っているためだと思う。最後に発言する新人の京口が本日分の配送予定を共有し終わったため、残りは締めの言葉で終了。12課ではことある事にこの言葉を言うことになっている。
これから始まる長い夜を超えた後に、子どもたちが浮かべた表情を想像しながら唱える。
「Ho,Ho,Ho! Merry Christmas!」
死と性をテーマにするのはチートだと思っているため、ここぞと言う時にしか使わないようにしようと思っているのだが、ダラダラだと文句を言う事でチャラにしようと思う。
惜しい人を亡くした、という言葉に納得がいってない。
どの視点で誰が言っているのだと思う。どういう場合に言おうとなるんだ。
最愛だったり、親しかったりした人が亡くなった場合、そんなことを言うやつはいないだろう。
惜しい人を亡くしたと思うなら、そんなテンプレートではなく自分の言葉で感謝や追悼を紡ぐべきだ。
そんな言葉しか出てこないのであれば人の死に対していちいちしゃしゃり出てこないで欲しいものだ。
特にこの言葉、著名人が亡くなった時などにSNSでよく見る気がする。
なんというのか、注目を浴びようとしている感じではないが、その人物に対して関わりがありましたよ、アピールみたいな感じがしてならない。あと、こういう文化も自分は興味ありましたよ、みたいな感じに見えるのが癪である。黙っていて欲しい。
黙祷していてほしい。
人の死を通じて、なにか発信、発言しようとするのはいいが、もう少し慎重かつ、自分の言葉紡いで欲しいものだ。
テンプレートで締めることになるが、結局は何もかも生きている時に伝えなければ意味が無いので、伝えたい。伝えようと決めている。
というわけで、生きている皆様には、程々の賞賛と言いたい放題の非難をさせていただきます。
お相撲さんがサポーターしてるの嫌やねんな。
うん。そうそう。あれテーピングなんか?どっちでも嫌やねんけどな。
強さの象徴であって欲しいやん。
無骨なかっこよさがいいのに。円の中から出たら負け、押すか押されるか、投げるか投げられるかのシンプルさが魅力やんか。
なんか急に横文字の装備つけてるんやってなるわ。横文字で言ったらノイズやわ。
いやまあそやな。やっぱりあれだけの体重を支えるのはしんどいとか、怪我防止とか選手生命の延長とかいろいろあるんは分かるけどな。
己の体ひとつで戦うのがいいのに。サポーターって。テーピングって。必要なのは回しだけであってほしいわ。
肌色に肌色のもん付けたら急にオバハンやねんな。力士見てる時にオバハンチラつくのはよくないで。そう、湿布とかあとはエレキバンみたいなやつよ。オバハンは強さの象徴じゃないからな。
視聴者がオバハンなんは今ええねん。
ここまで言うたけど全く相撲知らんから、前中継見た時、のこったのこった言うてさ、決まり手が「小手投げ」やった時、「ポテナゲ」に空耳してちょっとウケたわ。アメリカンやんか。そうや、日本の国技の決まり手が横文字やからおもろいねん。解説したら冷めるわ。
あとポテナゲやったら残らんって?それはあんたが太ってるからや。
まあさ、力士が巻いた塩が宙を舞うやん。
自分が塩をまぶす時よりも質量を感じるそれはさ、小学校の頃によく見た、グラウンドに線を引く石灰のようにも見えるわけやん。あとは落ちていくだけってのは誰もがわかってるねん。やからその先に何があるかの方が重要。でもそれも言わんくてもわかるやろ?ポテトとナゲットや。打ち上がった塩はポテナゲの油分に溶けたところがインサートされて、真っ赤な背景に力士が立ってる場面に変わるねん。サポーターの力士は丸いあげもんと細いあげもんを持って言うわけや。
「ポテナゲ、今だけ30%OFF」
キャッチコピーはもちろんこうやで、
「決まり手、ポテナゲ」
野球を見ない家で育った。
スポーツを見て熱くなるという経験がない。みんなで代表たちを応援して、一喜一憂するということをしたかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
シーズン中は試合が頻繁にあるから、楽しみなことがあるなどという経験がない。シーズン単位でそんなライブ感のあるカルチャーに触れてみたかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
苗字呼び捨てで、話したことの無い人を罵倒した経験がない。近本がああだとかバースがどうだとか、自分の愚行を差し置いて、手放しでキツめに人を評価したり、アホの友達と意見交換したりしたかった。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
バッティングセンターで気持ちよく飛ばせた経験がない。好きな打者がいて、その人のように片足を上げて思いっきり振りかぶり、遠くに飛ばせたという喜びを感じてみたかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
過剰に固有名詞が飛び交い、盛り上がっている会話に入っていけた経験がない。身に覚えのない苗字が飛び交っていたらそれは野球の話なのである。変わっても多分全然面白いと思わないだろうが、一緒に盛り上がってみたかった。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
球場に足を運んだ経験がない。テレビでの中継をみんなで楽しむのもいいが、目の前で実際に試合をしている選手がいる状況で、大人数で応援してみたかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
野球中継の延長に不満を持った経験しかない。少年のころから、ポケットモンスターより、スポーツの試合結果の優先度が上に来る感性でありたかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
ヘッドスライディングをした経験がない。そんなイカれたこと思いつくわけがない。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
野球部に入った、体験をしたという経験がない。試合でもないのに何故か毎回ユニフォームを着用して練習をおこなうのかはずっと謎だが、ピッチピチでかっこいいと思った。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
磁気ネックレスをつけた経験がない。小学校の頃、野球部の友達が着けていたが、科学的根拠が無く、意味が無いものを付ける意味が無い。そもそも、野球で肩なんてこるわけないだろうがと思っていたが、ちょっとつけてみたい気持ちもあった。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
他で見た事のない意味のわからない下ネタみたいな見た目の長い風船を空に飛ばした経験がない。うるさい上に不衛生で、ゴミも大量に出る意味のわからない風習だと思っていたが、空にゴミを放ってみたい気持ちもあった。ウラヤマシイ。
野球を見ない家で育ったから。
2人1組で連携プレーをした経験がない。
なぜバッテリーというのかは謎だが、力タイプと頭脳タイプの切り離せない他のスポーツには無い唯一無二の関係性で失点を許さず、勝利をを掴んで見たかった。羨ましい。
野球を見ない家で育ったから。
野球を見る家で育っても良かった。
なぜ筋肉痛になったのかを説明すると、荷物を持ったからだ。
普段荷物を持ち歩かなすぎて、ちょっとした運搬で筋肉や筋を痛める。旅行帰りの主要駅では、四肢の痛みに対して1人でぶつぶつ文句を言いながら歩いている。
私は普段から手ぶらで生活している。学生時代も最低限の筆記用具だけ内ポケットに入れて行っていたことがあるし、基本的に職場にも手ぶらで行く。逆に何をそんなに持っていくものがあるのか分からない。だから四肢が弱っちいことは明白である。
そもそも、カバンというのは本当にいいものがない。洋服がいい感じになっていても、トートバッグでは野暮ったさが出るし、片手がふさがってしまう。そして人間というものはどうしても両手を使いたい場面があるものなのである。その時には地面に直接バッグを置くことになる。肩にかけてもいいが、それすらも煩わしいタイミングは少なくないと思っている。リュックはどうだと言えばそれほど持ち歩くものもないため、スカスカの物を持ち歩くことになってしまう。小さめのリュックにしろと言われても、どこのキャバ嬢やねんとしか言いようがない。肩掛けカバンはかなりいい線を行っているが、重さが左右どちらかにかかるため疲れる。加えて、アウターの前を空けているとアウターが訳の分からない形状になるのが気に入らない。
また、服が擦れて毛玉になったり、シルエットが崩れてしまったりするのも好きでない。結果、持ち物を極限まで減らして、ポケットに入るものだけで生活しているのだ。
大きいカバンは大きいカバンで必要ないし、ちょうどいいサイズのカバンと言っても、ライフスタイル的に小さくなりすぎて持つ意味を感じないのである。自分が小さいカバンを身につけると不格好に思えてしまうというところもある。
ちょうどいいカバンに巡り会いたいものである。
どうしても何かを持ち歩きたい時、例えば私の場合教材や書籍などを持ち運びたい時には紙袋を使っている。紙袋であれば全てをクリアできるのだ。まず、大きさが自在であること。どこかで買い物した紙袋を取っておけば、大小様々な荷物に対応できるだけの紙袋が集まる。片手がふさがってしまうのは良くないが、所詮紙袋なので、いつでも地面に置くことができるし、中身が無くなることがあれば捨てることも出来る。そして何より、どのような服装にも馴染むのである。馴染んでいると言うより、アイテムとしてカウントされないのだと思う。
説明しよう!バッグを持つと「洋服は良いのにカバンが合っていない人」だったのが、紙袋にすると「洋服が良い買い物帰りの人」に分類されるのだ!!
これは洋服が良い前提のようになっているが、どのような格好をしていてもカバンというアイテムを無にできるのは優秀だと思わないだろうか。カバンアンチなだけだろうか。しかも、買い物帰りを演出出来るということは財力の表明になるのだ。人に財力をアピールしたいタイプでは無いが、ウィンドウショッピングが好きなあなたに対して、ショップ店員の態度が変わるかもしれない。いやまあそりゃバーキン持ってる方がグイグイ来るのはそやろ。
どうだろう。紙袋、いい気がしてこないだろうか。
なんで紙袋なん?と聞かれたら、WEBで説明しているので確認してください、と言えるようにしておきましたので。
バーベキューは好きだろうか。BBQは好きだろうか。
バーベキューとは、屋根のない空間を借りたのち、その場所で炭と網を使い肉や野菜などを焼き、飲み食いするというサマースポーツである。
夏が大好きな少数派の私でも嫌いなものがあり、それがこのサマースポーツである。
まず名前が気に入らない、バーベキューはいいとして、BBQとはなんだ。ビービーキュー。綴りにQは入っていないし、ビービーキューと発音したとこで別にそこまで略せていない。夏だからといってちょっとテンション上がりすぎちゃうか。以下よりバーベキューはBとする。
何よりBBQは準備に時間がかかる。場所の選定、会場までの移動、食材の買い出しと量の選定、皿やコップ、カトラリーも準備しなければならない。そして網や炭のセッティング、火起こし、片付けだ。今思いついただけでもこんなにある。
最近はBBQに必要なものを全て用意してくれていて、手ぶらで行けるようなものも存在するようだが、その分値段が上がるし、そこまでするなら焼肉屋に行けばいいのではないだろうか。
しかも、これは完全に僕の嗜好だが、炭で焼いたからと言って美味しくない。特に素人が炭で焼いたところで生焼けか焦げるのがオチだ。こんなに頑張って準備したのになんということだ。
BBQ後にお腹を壊したとの話を聞いたことがないこともない。
手間暇かけたのに、ベストな状態で食べて貰えないとは、食材もびっくりである。かぼちゃもそう言っている。君は初速が遅いのが悪いと思うが。
あとBBQには白ご飯がない。飯盒炊飯する訳には行かないので仕方が無いのだとは思うが、焼肉と一緒にライス中を食べたいタチなのでもどかしい。では炭水化物は何かというと、焼きそばなどの麺類の印象である。しかしこれを序盤で焼くやつはいない。序盤で焼くヤツがいたらそれは激ヤバ認定されるはずだ。この理由については定かではないが、※居酒屋の謎雰囲気と同じで、ご飯ものは終盤と決まっているようである。
※居酒屋の謎雰囲気:序盤にご飯ものを頼むときょとんとされること
食べ物に関しては、供給スピードが著しく悪いということもある。BBQは比較的多くの人数でやることが多い。序盤はみんなお腹がすいているのにも関わらず、炭の調子が悪いのか、全く焼き上がらない。腹を空かせた生き物たちは獰猛になっていく。やっと焼きあがっても縮み上がった食材たちが数名に分配され、また一から焼かなければならない。終盤は終盤で、生き物たちは満腹になったのか、飽きたのか、談笑ばかりをし始める。ただひたすら焼いている人もいるが、もう周りは食べ物に興味が無くなっている。そのため、焼き上げたのに冷たくなってしまった食材ばかりがストックされていくのだ。
その他にも、飲み物がぬるいということがある。夏の屋根のない空間で開催しているのだから仕方がない。こんなに暑いのに飲み物までぬるいなんて。ビールが美味い理由なんて信じられないくらい冷えているから、しかないのである。
バーベキューは長い。大して美味しくないのに長いし暇なのである。ほぼバイトやん。
肉は普通に食べさせて欲しい。というか普通に焼肉屋に行きたい。屋根アリの白ご飯アリで。