【短編】とじようの現実郷

エッセイと俳句。 最近はたまに小説。 人質を解放してください。

10分⑤

このシリーズは寝る前の10分を使ってダラダラ喋るやつです。 なんでも人に言ってしまうタチである。 口が軽いとかそういうことではなく、その場でおもろいかなと思ったことはすぐ口にしてしまうという意味である。 ブログやってるから、とか金だけはあるから…

10分④

完全に忘れて寝るとこでした。これは寝る前の10分でそれなりの文字を綴るというやつです。お願いします。 理解できない概念がある。 コク。 たまにイキッて使う時があるが、コクというものをあまり理解していない。そもそも理解出来ている人はいるのか? 味…

10分③

これは寝る前に10分でそれなりの文章を書くシリーズです。 パチンコにハマらない。 正直賭け事は面白いと思う。でかい金額を賭けてみたいとは思う。でもパチンコの良さが分からない。せっかちで飽き性すぎて耐えられない。 成人式に出席せずに行ったのが初パ…

10分②

この文章は、私が寝る前におおよそ10分で書き上げるシリーズでございます。口語とか文語とか特に考えず、できるだけ指をとめずにフリックしてゆきます。 なんとなく今日もやります。今月中は更新することを目標にしようかと思います。 お菓子という言葉がす…

10分①

お久しぶりです。 最近はブログっぽいブログを書いていなかったので、書きたいと思いたち、あんまり考えすぎるのもなということで今10分測りながら書き始めました。 糸井重里のほぼ日に憧れて、ゆるいコラム的なものを書こうと思います。クオリティは低い。…

【単発】派手

知ってたと思った。分かってたわ、と。 手作りであろうくす玉が割れて、思ったよりも早いスピードでスパンコールと紙吹雪が降り注ぐ。雪というより雨だ。水溜まりみたいになった紙吹雪に目を落としながら、いつもはクラシックが流れていたことを思い出してい…

【短編小説】おす

推しが死んだ。 二次元の話じゃない。 最近SNSのつぶやきや動画のアップロードがないなと思ってたら、突然タイムラインに流れてきた。 むぎの推しが亡くなった。 何度も読み返しても何回考え直してもその事実は変わらないみたいだった。 暖房の効いた空間は…

【短編小説】ファン

「ネカフェはほんま住めるで」 ずっとおれるわ、体育の日高先生が言う。 隣の席に座っている、英語の安田先生は、先輩の日高先生に対してタメ口混じりに嬉しそうに相槌を打っている。 教師になってから、というより社会人になってからは怒涛だった。歳を重ね…

【短編小説】最終

心臓が止まった気がして飛び起きた。 朝顔がもう萎み始めている。 確実に止まった心地がした。淋しかった。今まで胸の中でずっと動いていたものとの別れを思うと淋しかった。 妙に体が軽かった。早朝、一世一代の大仕事を終え、拙い足取りで何とかたどり着き…

春近し祖父の一人称わたし

あの時みんなサザエさん症候群について教えてくれた

さかな

絶対に悟られたくない。 めっちゃ頑張ってるやん、と思われたくない。 【匿名性】でも話したが、見透かされたようなことを言われるのが恥ずかしくてたまらないのである。 匿名性https://zinbei.hatenablog.com/entry/2022/11/24/002916 言い出すのが大変恥ず…

エナジーファイト

妹とそれなりに仲が良い。 たまに洋服を見に行くことがあるし、ごく稀にご飯を食べに行くこともある。 センスがいいので、洋服を選ぶ際は頼りになる。兄妹ということもあって、遠慮なく似合っていないものは似合っていないと否定してくれる。 逆に後半は飽き…

NG集 スイカ割り編

スイカは好きだろうか。スイカ割りは好きだろうか。 スイカ割りとは、目隠しをした状態で、棒を持ち、過度に回ったのち、指示に従いスイカをかち割るというサマースポーツである。 夏が大好きな少数派の私でも嫌いなものがあり、それがこのサマースポーツで…

エッセイお届け

嫌いなものばかりに熱意を持って語ってしまう節があるように思う。実際このブログもご飯のことがメインになっている気がする。 文章になると何故か嫌いなものや無理なものばかりを綴ってしまう。食事、筋トレ、歴史、たい焼き。それ以外にも酢の物、アルバイ…

完全めし

もずくなんて見た目は気持ち悪いし臭いも強烈だから食べられたもんじゃないと思っている、と早口で言った。気持ち悪いということを強調したトーンで。 さらに続けて、昔妹がフローリングに滑らせて部屋中がすごい臭いになった、ということも付け足した。 「…

ミニ

中学生の頃、幼なじみに 「あなた根に持つタイプやなー」 と言われたことがある。 心外である。 全然そんなことないのに、なぜそんなこと言われなければならないのだろうと、今でも思い出してムカついている。

蔵入りダークサイド(閲覧注意)

この記事は昔書いたけどやばすぎて非公開にしてたものです。 人の顔を触りたい。 顔を触るまでその人が本物なのかわからない。 実はその顔は作り物で、私が触った途端に崩れ落ちる可能性もなくはない。 今思えば、小学生の頃から人の顔を触るのが好きだった…

人気者だと思ってた

幼稚園の頃、母親が私と接する時と友達の母親たちと接する時の対応が違うと思った。平等に接されていないだとか真面目に相手にされていないと感じでいた訳ではない。何故かそれは自分が情けないというか寂しいというか悪いことのように思えた。特に気になっ…

ガチで美味しいと思ったことないもの3選

シューアイス ↑いい所ない ローストビーフ ↑普通に焼いた方が美味いやろ 皿うどん ↑何?

サラリーマンショック!!

終電間際の最寄り駅の待合室で列車を待っていた。とても寒い日だった。1人だった待合室に第一ボタンの空いたサラリーマン風の男の人が入ってきた。遅い時間だ、仕事が忙しかったのだろうか。その人は疲れた様子で缶のコーンスープを飲んでいた。何故かその光…

舌切り雀

舌切り雀って言う昔話、名前有名やけど全然内容知らんくて調べたんやけど。おもろすぎて19時から今までずっと笑ってます。ほんまに何回みてもわろてまう。 食いすぎやろ。 ほんで洗濯のりなんか食うなよ。おもろすぎるやろ。 そりゃ怒るよ、洗濯のり全部食う…

お参り

屋台が並んでいた。縁日とかそういうものだったと思う。色々な屋台があり、ワクワクすると言うよりも沢山の色や文字を処理するので精一杯だった。どこかへと続く真っ直ぐな道の両脇に色々なお店が並んでいる。 手を繋ぐのが嫌いだった。特に両親や祖父母、叔…

劇場版

人を家に招待すると帰った時の喪失感が耐え難いので嫌だと1年前に投稿した。「おもてなし」参照 それとは逆で、グループでどこかに遊びに行った場合には、帰りに徐々に人数が減っていくという現象が起こる。 私はそれがたまらなく好きなのである。 普通別れ…

猫が好きでも嫌いでもない(仮

匿名性

1人で何かをすることに抵抗がない。 1人でファミレスやバーに行くし、1人で音楽フェスや美術館に行く。リラックマストアも1人で行くことが出来る。 誰かに1人で来ていると思われても気にしないし、全て自分のペースで事が運ぶからとても快適である。コンテン…

遊戯王

あいつはレアカードを兄にあげようと呟いた。あいつとその兄は喧嘩ばかりしているイメージだったが、自分のお小遣いで買ったパックに入っていたそれをあげるらしい。 兄弟のいないもう1人の彼は理解できないと言った。自分で買ったものなのだし、価値のある…

なんか新聞配達に投稿したやつ

眠れない夜がある。それは誰もがそうであるように、暗くて、不安で、憂鬱なものだ。秒針と天井を交互に見つめ、前髪をかきあげる。眠たくない。指の爪を見つめ、寝るということについて考える。この世界にはもう自分しかいないのだ。次第に考えることの規模…

練習

この逆剥けはもう手遅れだと思った。 もうこの真っ白な空間に来てからしばらく経つ。清潔に見えるが、本当のところどうなのか分からない雰囲気のこの病院は、特有の匂いで満たされている。ここに来るまでにすれ違ったのは老人ばかりで、いかにもその辺の病院…

蛍火や信号無視と2人乗り