【短編】とじようの現実郷

エッセイと俳句。 最近はたまに小説。 人質を解放してください。

10分③

これは寝る前に10分でそれなりの文章を書くシリーズです。

 

パチンコにハマらない。

正直賭け事は面白いと思う。でかい金額を賭けてみたいとは思う。でもパチンコの良さが分からない。せっかちで飽き性すぎて耐えられない。

成人式に出席せずに行ったのが初パチンコだった。最初だし当たるだろうと思って行ったら全然普通に当たらなかった。まあその時は当たってないのでもちろん楽しくなかったのだが、後日付き合いで行くことになった時にそれなりに当たった。全然おもんなかった。正直当たってようが当たってなかろうがやることは変わらない。せいぜい手首の角度くらいだ。はよ終わらんかなと思っていた。せっかち。ずっと同じところに座ってずっと同じ体制で居れない。飽き性。相性が悪すぎる。スロットに関してはほぼライン工じゃないか。ターゲットをセンターに入れてスイッチ!の繰り返しだった。ほぼバイトやん。バイトがいちばん嫌いやねん。

どんな人間でも平等に賭け事ができる空間、と言っている人がいてすごく腑に落ちたが、よう考えたらなんか設定とか見出すやつおるし平等じゃなさそう。

しかもパチンコ、当たってもせいぜい数十万と考えると夢がない。バイトだと思って時給換算すれば、当たった場合は外科の名医くらいの時給になるんだろうが、もっと夢を見たい。賭けるなら、賭けに出るなら名医を超えたい。神のようなメスさばきで奇跡を生み出す命の芸術家、時代が望んだ天才外科医、ブラックジャック

この辺で、サレンダー。